Photoshop

ポートレートをダークな感じに!レタッチ手順を書いてみた【photoshop cc 2018】

ふわっとしたポートレートが人気な昨今ですが、ダークなポートレートも根強く人気ですよね。そのようなポートレートを撮影しようと思っても、依頼してきた方にハマるかわからないので、なかなか撮影機会が作れないのが世の常。

ですので先日こちらからイメージに合うモデルさんにオファーし、スタジオで撮影してきました。

それがこちら。

んーなかなかいい。いい感じ。
でも!もう一押しインパクトが欲しい。欲しいんだ。

というわけでレタッチしたのがこちら。

何押しかのインパクトが加わり、もっといい感じになったかと思います。

今回はこのレタッチの手順をまとめてみました。

ダーク目なポートレートにしたいよ!という方はお読みいただけるとうれcです。

レタッチの方向性を決める

なんか色々触ってみていい感じになった!というやり方が好みの方はそれでいいのですが、せっかく時間をとってレタッチするので方向性だけでも決めましょう。
今回は最終目的地がダークな雰囲気の増長ですので、どうすればいいのかを想像しやすいです。

この写真でいうと、ここにだけ手を加えます。

どの要素を加えるか、省くかは個人によると思うので、必要じゃんと思ったものだけやってみてくださいね!

撮影

あとでフォトショレタッチを前提とする場合は、暗めにではなく、適正露出で撮ってもいいと思います。
ダークめなポートレートを撮りたいからといって暗く撮りすぎて、何が写ってるんだかわからんって状況になると後から大変なので、、、

それと、プレビューはカメラのヒストグラムを使って確認すると明るさを合わせ易いです。暗めの部屋の中で目視でプレビューすると、プレビューの背面照明のため、どうしても本来の画像より明るく見えてしまいます。お気をつけを!

肌レタッチ

跳ねてる髪の毛とか、服に落ちた髪などを消し去っていきます。
髪の毛とかは撮影中に除去できればいいのですが、スタジオを借りる時間にも限りがあるので、除去できなかった場合はフォトショップしちゃいましょう
その後、適宜メイクの崩れや肌のレタッチを行います。
肌のレタッチはコピースタンプアクションなどを駆使して行いますが、各々のやりやすい方法を踏んでいただければいいかと思います。

今回はそもそもあんまり顔が写っていないので割愛。

色調補正

今回は青味、緑味の強い写真に仕上げたいので、それぞれの色味を足していきます。

レンズフィルターの追加

てっとりばやく色味を出すのであればホワイトバランスを使用しますが、このパラメーターを使うと画面全体の色がかわってしまうので、もう少し繊細に変えることのできる方法を取ります。

それがこれ!レンズフィルター!

レンズフィルターは任意の色を上乗せできる調整フィルターです。場所は上のレイヤーパネル、赤で囲ったところから選択可能です。

今回のレンズフィルターでは緑がかった青、シアンを追加したいのでカラーコード#39edebで追加します。設定は以下です。

 

ブレンド条件で色のかかる範囲を調整

レンズフィルターのレイヤーをダブルクリックすると、以下のようにレイヤースタイルパネルが立ち上がります。

ブレンド条件というのがパネルの下部に表示されているかと思いますが、このバーを調整することで、シアンの乗る範囲を調整することができます。

やり方は以下の半分に割れている部分をAltキーを推しながら動かしてください。Altを押すと半分づつ動かすことができます(説明しづらいですが・・・)

このポッチを右に動かしていけばいくほど、シアンの乗る範囲を狭めることができます。

範囲を狭めるというのは、暗いほうに乗る範囲を狭めるので、この場合は右に動かせばハイライト部分にのみシアンがのることになります。

よくわからん!って方は実際に動かしてみるとなんとなくわかるかと思います。この際にパターンオーバーレイや、カラーオーバーレイで色をつけるともっとわかりやすくなります。

そしてシアンを乗せた結果がこちら。

なんとびっくり。シアンが乗りましたね。

 

煙を足す

お次はこちら。画面の右上、左下部分に煙、というか霞を追加していきたいと思います。

やり方はとっても簡単。フォトショップの専売特許、ブラシを使います。

フォトショのブラシには、多数の種類がネット上にころがっており、今回はそちらを使用させていただきました。「煙 photoshop ブラシ」とかでぐぐると出てきます。

※ライセンスは確認してね!

煙を書いた後がこちら。

煙のブラシを適度にちらして、ボカシガウスや、マスク等を使っていい感じにもやらせています。この際に気をつけたことは、顔に煙がかかり過ぎないこと。

あくまで演出上の煙ですので、主題にかかってしまわないようにしています。

深みやコントラストを出す

次は、トーンカーブを使用してイメージに近づけて行きます。おそらくこれが一番画に影響しているレイヤーです。

とりあえず結果を先に乗せますと、

髪のきらめき具合や、全体的な青み、コントラストが増したかと思います。

設定したトーンカーブはこんな感じ。

各色を気の済むまで調整します。トーンカーブは左下に行くほどシャドウの範囲に影響するので、先程ハイライト部分に乗せたシアンの色を崩さないように調整するのを心がけています。

特定の色を調整

ここまでの結果で、服のバラの色が強すぎると感じたのでこれも調整していきます。

使うレイヤーは「特定色域の調整」。他調整レイヤーと同じく、レイヤーパネルの下部から選べます。

バラの赤色を抑えるだけなら彩度パネルでいいんじゃない?と思いますが、今回は先程からうるさくシアンシアン言っているキーカラーがシアンの画なので、レッドにシアンを足していったほうが自然に仕上がります。

単純に彩度でバラを調整したのと、特定色域でレッドの項目にシアンを足した結果を比べてみます。

 

彩度レイヤーを使用したのが左です。赤を抑えるというより、くすませるような結果になったのがおわかりでしょうか。今回はその結果はいらないと思ったので特定色域の調整を使用しています。

調整はこんな感じ!

ちなみにレイヤー一枚では、まだ赤色が目立っていたので、同じ調整レイヤーをコピーして倍の効果にしています。

光を足す

お次は、全体的に暗くなりすぎたので、メリハリを出すために画面左上部分の明るさを上げます。

使うレイヤーは普通にトーンカーブ

明るくして、マスクをかける簡単な仕上げです。

完成!!

お疲れ様でした!以上でダークめのレタッチは終わりです。

レタッチって最終制作物が似ていても、そこへ至るためのプロセスが人によってバラバラになりますよね。今回の方法はハイパー自己流になりますので、もっといいやり方があるかもしれません。

あくまで参考までにどうぞ!