カメラ

元D750オーナーがZ6に変えて1ヶ月。正直な使用感をレビュー。

僕、実はカメラを最初に買うときに、いきなり「Nikon D600」というフルサイズカメラから写真を撮り始めたわけなんですが、そこからD750に変えて、さらにちょうど1月前にZ6へと相棒を変えました。

Nikon Z6はD750やD600と違い、フルサイズの一眼レフではなく、フルサイズのミラーレスカメラ

Z6はフラッグシップ機ではないものの、豊かなダイナミックレンジ、確かな操作性を持ってデジタルカメラ新時代に登場した強者です。

おそらくこの記事を読んでいる方は細かいZ6のスペックは把握している方が多いかとおみます。今回はそのZ6を買って実際に運用してみた感想を完全な主観から綴っていこうと思います。

なぜD780ではなくZ6を買ったのか

フルサイズミラーレスだからです!!!!

いや、もちろんそれだけではないですよ。そもそも今回Z6への移行は、D750の故障がきっかけでした。

D750から買い替えとなると2020年9月現在はD780、もしくはD810なども視野に入ってきますが、レンズはFマウントのものを数個所持しているものの、マウントアダプターを使えばいいし、一眼レフに固執する理由も特に思い浮かばなかったためZ6への以降を決めました。

中にはD750からだったら絶対D780でしょ、という方もいらっしゃると思いますが、個人的には今買うのであればフルサイズミラーレスを買っておいた方が良いんじゃないかなと思います。

というのも、Zは単焦点レンズなどのラインナップが現段階で少なすぎるという難点があります。それと記憶媒体がXQDってのも人によっては越えなきゃいけないハードルかも知れません。

あとまぁFマウントレンズを所持していたという理由ももちろんあります。数個の単焦点くらいであれば良かったのですが、f2.8 70-200mmとかもありますからね、これらを切ってSonyやCanonに行くほどのお金の余裕はありませんでした。

軽い、操作感がしっくりくる、オールドレンズと相性がいい

まずフルサイズミラーレスの特徴である軽さ、これは実はD750とそこまでの差異はないのですが、一度Z6を使ってしまうと、D750がいかに重いものなだったのかを触るたびに思い知ります。スペック上では測れない感覚。

こういう感覚になると業務だとしてもZ6を持ち出すことを優先したくなります。

そして操作感がしっくりくるという点。これは画面のUIというよりも、ダイアルの回しやすさや親指AF派にはありがたいAF-ONボタンの位置など。ぜひ家電量販店等で触ってみていただくと、言っている感じがわかってもらえると思います。

もう一つはオールドレンズと相性が良いという点ですが、生憎自分はオールドレンズを所持していないためこの恩恵にはあずかれず。いや、欲しいんですが、その沼は危険であると全身が警告音を発しているためまだ買ってはいない感じです。

相性がいいとはボディ内手ブレ補正の機能等で、あらゆるオールドレンズが時を超えてさらなる描写を描き出すことでしょう。

しかし、本質的な価値はZレンズにある

各方面から聞こえてくるので、写真を撮っている方であれば聞いているかもしれませんが、Zシリーズの本当の素晴らしさは、Zレンズの写りの良さです。

これがすごい。まだ自分がこのレンズとそのダイナミックレンジを活かし切れてはいないと思いますが、この数ヶ月で撮った写真を見返して確信を持ちました。

個人差はあると思いますが、正直今もっている単焦点レンズを全て犠牲にしてZレンズに変えたとしてもお釣りがくるくらいの写りの良さだと思っています。

描写はSigmaのArtラインのような超高解像を保ったまま、でもカリカリ感はなく、上質な写りといった感じ。これくらいの写りをされると、単焦点レンズの立場が正直消えてしまうほど。強いていうならf値の低さは欲しいですが、高感度に強いフルサイズミラーレスなら明るさは確保できます。

スタジオの写真だけではあれなので、そこらでのスナップを一つ。

この水の描写とかもうなんというか、掬えそうなくらい水々しいですよね。とくにPLフィルターをつかってるわけではないですよ?この描写でZ6を買った時についてきたキットレンズです。キットレンズという名前の評価を格上げしてくれるほどの写りです。

ちょっと気になる3つのポイント

とはいってもD750とくらべてやはり気になる点はあります。最初はいくつかあったのですが、今も気になる点は数個ほどあり、そこは実直に書いていこうと思いますので、参考までにどうぞ。

バッテリーの持ちがちと悪い

これが一番気になった点です。ミラーレスはファインダーを除いても結局のところ液晶なため、電池を食うわけです。

ファインダーの前をものが遮るといちいちEVFに切替わり煩わしい上に、切替時おそらくある程度の電力を食ってしまうためなかなか長く電池を持たせるということは難しいですね。

もちろん自動切替offという設定もあるのですが、それはそれで覗き込みたいときなどに面倒なわけです。背面のモニターで構図合わせるのに慣れないといけませんね・・・。

なぜカメラって覗き込むと撮りやすいんでしょうね。

肝心の耐久力は絶え間なく撮り続けて6時間は持たなかったイメージです。6時間の音楽イベントに行って撮影したときにそのような感じだったので、是非参考までに。

当時は特に暑くもなく、屋内での撮影だったため環境のせいではなさそうですね。これがD750を使っていた場合は確実にバッテリーは持っているため、あきらかに長続きしないなと感じた体験でした。

ファインダーの表示露出おかしい

ファインダーを覗き込んだときの露出が、撮影後の写真と比べると少々ハイキーに見えます。

設定項目をもって撮影できる写真をファインダーにリアルタイムに写してくれているのであまり文句はいえませんが、少々精度が低いためたまに思った露出と違う感じで撮影されてしまいます。

おそらくファインダーがモニターを見る際の環境光に影響されないというのも関係してくるのかなと思いますが、こちらもある程度の慣れは必要そうですね。

グリップが少し浅すぎる

完全にないものねだりなのはわかっていますが、やはりグリップに関してはD750のほうが圧倒的につかれません。

深い握り込みで本当に片手間にフルサイズをぶら下げている感がD750の良いところでしたが、Z6はそこが少し浅すぎるがゆえ、長時間の撮影ではつかれてしまいます。

ただ、D750と比べ多少本体の重量が軽いため、それを差し引いたら握り込みの問題は許容範囲かなとは思います。

現像時に感じた”違い”

普段rawデータでしか撮ってないので、jpgで撮っている方よりあまり違いは感じないかと思いましたが、D750などの撮影rawデータとはやはりまっっっったく違います。

特に感じたのは暗所の撮影。

Lightroomでの現像時、無限に持ち上がるシャドウに感動すら覚えました。

また色彩の再現も本当によく写る。優しいグラデーション表現で、とても繊細といったような印象を出てくる画に与えてくれます。僕の性格とは正反対。

もちろん暗所ということは星空撮影もお手の物。上記もZ6で撮影。ただ、この写真に関してはtamron 15-30mm f2.8を使用しています。

星のレタッチは突き詰めると非常に難しいのですが、それをしなくてもこの出来の良さ。青ハロ除去や天の川強調などのレタッチを含めれば、もっと煌びやかな写真になることでしょう。

終わりに

完全な主観でZ6の良いところ悪いところを書き殴ってみたのですが、これでまだZシリーズへの移行に迷っている方の背中を押せたら幸いです。