写真

設定も公開!工場夜景がカッコよく撮れる3つのポイント

工場夜景。

それは、「カメラ買ったらとりあえず撮っておきたい物No.02」くらいには来るであろう被写体です。

かく言うわたくしも、その魅力が気になって数カ所撮影に行ったことがあります。
その経験から、これを写しておけば工場写真はかっこよくなるのでは?と思ったポイントを3つ、まとめてみました。

挑戦するならまずはココ

都内から行くなら川崎工場地帯


有名すぎて僕から紹介するのもアレですが、都内から撮影に行くとしたらオススメはここしかありません。

川崎駅からのバスも出ているので、車などを所持していなくとも行けるのが魅力ですね。

ただし、工場夜景クルーズはおすすめしないです。

撮影メインで行く場合は、観覧船のツアーですと三脚立てても結局揺れるため、長時間露光がやり辛いです。

ですので現地まで車やバスなどを使用することをオススメします。ただ観覧するだけならクルーズでも良いですけどね。

どうしてもクルーズが良いという方がいらっしゃれば、停船時間のあるクルーズを狙うのが良いです。そうすれば、多少の長時間露光を行うことは可能になります。

四日市コンビナート

四日市にもコンビナートがあり、夜景となるとなかなかキレイな風景を捉えることができます。

四日市は三重県の海沿いにあり、東京から行くとなると少し遠いですが、川崎の工場夜景に撮り慣れた方に特におすすめです。

その1 コントロール可能な”光条”

  • iso100 50mm f/11 25s

工場夜景撮影は基本的には普通の夜景と変わりません。

とにかくシャッタースピードやiso感度を駆使して明るく撮ったり、f値を大きくして風景写真の基礎を当てはめたりと、夜景撮影の基礎をふんだんに使うことのできる被写体です。

ただ、気にしたいポイントもあって、そのうちの一つは工場の光条。

意図せずダジャレになってしまいましたが、そうなのです。光条とは、上記写真の赤丸の部分に写っている、ウニウニした光源ですね。これが画角に入っていると、バチっとかっこよくなるのです。

この光条ですが、実は設定で操ることができます。

キレイに工場夜景の光条を写すための設定

  • iso100 28mm f/5.6 25s

こーじょーこーじょーうるさいですね。そんな光条をキレイに写す方法は、とにかく絞って長時間露光すること

光条のトゲの本数は絞り羽根に準じますが、だいたいf11あたりから露骨にウニウニしてきます。それから20秒以上のシャッタースピードを保って上げれば、その光の線も比例して伸びていくのです。

上記の写真のf値は5.6ですが、それくらいの絞りで撮影すると、トゲが分散しているのが見て取れます。

  • iso100 28mm f/14 30s

※使用レンズは両方ともnikon 28mm f1.8で撮影してます。

f14、かつ30秒露光するとこんな感じ。

結構違いが大きいですね。どちらを撮るかは好みです。

その2 風を読んで”煙”を入れる

  • iso100 102mm f/8 20s

光条と合わせて撮りたい被写体は”煙”。光と煙、これらの要素が、工場が今まさに稼働していることを伝えてくれる要素なのです。

基本的に煙は工場地帯でしたらまず出てるのですが、ここでうまく煙を写すには若干の運が必要です。

なぜかというと適度な風が必要なため

今どきはアプリ等で風向きを調べることも可能なので、事前に調べておきたいところですね。

無風でも撮影はもちろんできますが、地平線に対して煙が垂直になるため構図が作りづらい印象です。無理に画角に入れようとすると引きすぎた画になっちゃうというか・・・。

とはいえ、撮影に適した工場地帯は海に面したエリアが多いため、基本的に風は強いです。アプリ上で無風だったとしても行ってみたら意外と風があった。なんてこともあるので、諦めずに行ってみるのも手だと思います。

風以外に見る空気条件

工場夜景に限った話ではないですが、アプリで風を見るなら、「PM2.5」や「黄砂」、「湿度」の状況も見てみましょう。

これらがあるかないかで写る写真の”空気感”が結構違います。

黄砂やPM2.5に関しては当然写りこむだろうと想像できますが、湿度に関しては低い日のほうがすっきりとした画で写すことが可能です。

「なんかこの間と写りが違うなぁ?」と思ったらそれは湿度のせいかも・・・?

PM2.5や黄砂などが見れるアプリはこちら

その3 漫然としがちな画に”主役”を

  • iso1250 200mm f/2.8 1/40s

工場夜景は一帯がすでにかっこいいので撮り逃しがちですが、主題を強く意識して被写体を探すことも忘れずに。工場夜景がすべて主題なんだ!という気持ちを抑えて、ディテールにも目を向けてみましょう。

吹き上がる炎なんかは川崎工場地帯でも見ることができるので、ぜひ撮っておきたい被写体ですね。

夜景じゃない時に景色を見て、主役を決める

  • iso100 28mm f/8.0 1/200s

というか写真においての主役を作るなんて基本中の基本なので、本来であれば一番に気にしておきたいものですが、このような風景写真を撮影する場合、風景全体が主題となってしまって漫然とした写真を量産してしまうのが初心者で多いケースです。

そこでおすすめしたいのが、「昼に行って主題を決める」ということ。

夜になると工場全体が光輝くので、どれを主題にしようかどうしても迷ってしまいます。漫然とした写真を量産してしまうのが嫌な方は、少し早めに現地に行って、明るいうちに構図や主題を決めて夜景に望むなんてやり方もおすすめです。

そうすれば夜景をバシっと撮れなくても「昼から夜の時間経過」自体をテーマにして、写真を組み合わせることだってできちゃいますしね。

終わりに

というわけで工場夜景の撮影の際に気にしたいポイントをあげてみました。

工場夜景はさほどレタッチせずとも大体画になっちゃうのですが、色味に関してのレタッチはしたほうが良いケースが多いです。夜景の色味関してのレタッチ例は以下の記事に書いておりますので、合わせてお読みください。

長時間露光で撮影した夜景の色を絞ってレタッチ!海外っぽい写真にする方法! ロケ地は新宿都庁の展望台です。 夜景写真で高速道路の長時間露光を行う場合、黄色とオレンジ、赤色が道路上でメインの色になります。...

夜景は冬こそ空気が済んでいるのでキレイに写ります。「休みなのにやることがない!」という方は、ちょっと寒いですが撮影に出かけてみても良いのではないでしょうか。