Lightroom

Lightroomだけでできる!写真感を保ったまま、ふわっとジブリっぽい風景レタッチ

ジブリ。自分たちの世代はそのファンタジックな世界観に当てられて、ナウシカとメーヴェデートする夢をみさせられたり、カオナシを使役する妄想したりと、子供時代の現実逃避の味方として名を馳せているわけですが、その描写力には懐かしさや優しさ、日本のあらゆる豊かな要素を含んだ魅力のある価値があるわけです。

単純にジブリっぽく何かを制作するのであれば、イラストを書けば幅広いと思いますが、実は写真においてもそれができちゃいます。

しかもLightroom一本で。

おそらくPhotoshopであれば、”アクション”、もしくはサードパーティプリセット等を用いて緻密に再現できると思うのですが、そこはそれ、最近のLightroomのポテンシャルをなめちゃいけません。

Lightroomの場合は、Photoshopよりも緻密に表現はできないですが、しっかりと写真として、ジブリ風にレタッチが可能なので是非お試しください。

STEP 01 下ごしらえ

Lightroomだけでと言っても、まずは元となる写真が必要ですよね。

その写真について、今回のやり方に様な写真の要素があります。

それがこの三つ。

  • 緑が入っている
  • 広めの画角
  • 空や雲が入っている

まぁ普通に風景写真ですね。

都心すぎると難しいかもしれませんが、少し歩けばだいたい撮れるかと思います。スポットはこのブログでもいろいろまとめていますのでみてみてくださいね。

今回使用するのは水鏡の星空で有名な棚田「星峠の棚田」です。昼の姿もこんなに綺麗なんですよ。

STEP 02 露光調整

というわけで露光を調整を最初にします。参考にするパラメータはヒストグラム。

気持ち明るめの露光になるように設定し、白飛び(白すぎてまぶしい状態)したらハイライトを下げる等の処理を行いましょう。

上記の要素で、晴れたお昼なのであれば、ヒストグラムがなだらかな山の形になるかと思います。そうでなくても、だいたいハイキーローキーどちらにもよらない、いわゆる普通な写真のところに持っていきます。気持ちシャドウを上げてあげると、完成時に繊細なイメージに近くと思います。

白飛び同様、黒つぶれにもお気をつけくださいね。

STEP 03 ディテールをコントロールする

ジブリに限らず、カートゥーンに関してはリアルとくらべて当然ディティールがそこまで書き込まれておらず(といっても絵としてのディティールはかなり細かいので、語弊がありますが)、逆にそこが写真との差別化ポイントでもあったりします。

なので写真をそっちに寄せる必要があります。

まずはLightroomで明瞭度のパラメータを使います。明瞭度を使用することによって画面上の被写体の輪郭や、色彩グラデーション表現の方法が全体的にぼやっとし、アニメーション表現に少し近づけます。

時点でテクスチャ。テクスチャは、最新のLightroomに入っている調整パラメータで、主に肌レタッチなどの繊細な質感調整に使われます。

これを明瞭度と合わせて使うと、さらにディテールをアニメーション調にすることが可能です。

それと、自然な彩度パラメータ。こちらも少し載せてあげることで、より緑と青が際立ちます。

STEP 04 色彩調整

ジブリの大きい特徴って、個人的に緑にあると思っています。

乾いたガッシュのような感じで、緑を撮って出しした発色のよい緑ではなく、もう少し彩度の下がった色かと思います(是非ググってみてくださいませ)。ちなみに新海さんの「君の名は。」とかでは逆に水水しく書いていますよね。

なのでまずは少し、HSLのパラメータをいじってみましょう。上記がHSLのパラメータ。

「すべて」のタブを選択すれば、一括で調整を見ることができます。

その色彩で調整したパラメータはこちらです。

ポイントとしては上記の通り緑の彩度を下げます。それと同じくらいに重要なのは空のブルー。これをシアンに移動させます。

それから、土の色であるイエロー等、極力画面上に表現されている色域を絞っていき、絵としての完成度を高めていきます。この色彩調整だけでもかなり近づけますが、下地あってのことなのでより丁寧に前段を行うとよいかと思います。

終わりに

そんなわけでBefore/Afterはこんな感じ。

写真によってジブリ作品と見比べながら調整してみるとさらに自由度が高まると思います。

そういえば今映画館でジブリが上映していますよね。人生上で映画館でトトロやナウシカを見ることができるなんて思っていなかったです。早速このレタッチ方法を書きながら、映画館へ向かっています。ではみなさまもコロナにお気をつけて。