レンズ

ついにキットレンズはここまで来た。大三元を超える解像感、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

キットレンズ。
それは、安さ重視、簡素、とりあえずついてるレンズ、将来的に売りたいレンズ、ボディだけで買ったほうがいい等々、散々な言われようをしてきたレンズの名称でありますが、このたびそのマイナスの印象をまったくもってひっくり返す、すばらしい一択レンズをがあります。

その気になるキットレンズというのは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」。
NikonのZシリーズを購入時にキット購入したらついてくるレンズですね。

このレンズ、多方より評判の良さは聞こえてくると思いますが、その実情はどうなのかという点、気になると思います。
本記事はそのレンズの評価点、およびいまいちな点を書き連ねていこうと思います。

なので

  • Zシリーズの購入にあたって、レンズを迷っている方
  • Zシリーズの購入をFマウント単焦点レンズの所持の理由で諦めている方
  • よく聞く評判をこの目で確かめたい方

は以下を読み進めていくと良いのではと思います。

ちなみにもともとD750使いであった僕が、Z6の購入に至った理由は前のD750が壊れたからですが、詳しくは以下の記事にて!

元D750オーナーがZ6に変えて1ヶ月。正直な使用感をレビュー。僕、実はカメラを最初に買うときに、いきなり「Nikon D600」というフルサイズカメラから写真を撮り始めたわけなんですが、そこからD7...

※今回載せている写真はこのレンズで撮られたものですが、ブログの特質上圧縮されて掲載されており、本当の解像感は伝えられていません。もし元データがみたい方がいらっしゃいましたら、Twitterなどでお声かけくださいね。

スペック:24mm-70mmという万能画角!

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [26mm f4.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [26mm f4.0]

まずはざっくりこのレンズが有する画角の特徴を。

今の段階でZ6を視野に入れている人はレンズの画角がなんたるかくらいは把握しておられるかと思うのですがざっくりと使用感をお伝えしていきます。

まず24-70はズームできる領域なので、この間であればどの画角でも大丈夫というズームレンズです。

本来であれば、何か一つの画角、例えば50mmだけなどのレンズは「単焦点」といわれて運用されることが多いです。

その単焦点とズームであれば、動かせた便利さからズームのほうがよくない?と思いがちであると思いますが、単焦点というのはこれらズームのレンズとは違い、画質がとても良いという特徴があります。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [70mm f4.5]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [70mm f4.5]

画質っていっても、画素数、抜け感、ボケのきれいさ、コントラストなど様々な方向性の画質の良さがありますが、いわゆる大衆的に評価されやすいという点で、同条件で撮られた写真の場合は単焦点に軍配が上がることが多いです。

で、この24mmから70mmというのは本当にちょーど良いズーム域で、24mmは広角レンズ、70mmは中望遠と言われる画角になりますね。

わかりやすくいうと

  • 24mmは広角レンズ:風景写真が得意な画角
  • 50mmは標準レンズ:スナップが得意な画角
  • 70mmは中望遠レンズ:ポートレートが得意な画角

といった特徴があり、これら全てをカバーできる24-70mmのズームレンズというのは超万能レンズなわけです。

じゃあf4.0は?f4.0はすごいの??

残念ながらf4.0はすごくないです。ここの特徴は「キットレンズやなぁ」と思わざるを得ないですね。

f値は、低ければ低いほどボケやすく、明るく撮れるレンズになります。この24-70mm のZマウントでF2.8となるとかなりの高価なレンズになりますが、こちらも写りは良さそうな様子。僕は本格的にお金が入る時期がきたら買いたいなとは思っていますが、現在流石に手が出ない感じです。また、2020年9月現在、F値が1.2という化物単焦点レンズまで出てきました。

そのためF値に関しては言いたいこともあります。ただ、これだけは言えます。

f4.0もあれば多様なシーンに応用できる!!

世では低いf値主義の人が多く見られますが、僕もf4で運用するまではそちら派でした。

ところが、f4もあれば多くのシーンに応用でき、さほど困るシーンがありません。ZレンズというのはマウントがZであるため、明るさに困ったときはISO感度をあげて対処できますし、70mmで切り取ればf4と言えど結構ボケます。

欠点:ここが使っててビミョー

上でf4でも大丈夫と言いましたが、やはりf4.0なので物凄いぼかしたいシーンではちょっと困ります。例えば超絶可愛い女の子の背景ぼけぼけ写真を撮りたい時とか?

とはいえそういうシーンを撮るときは別のレンズを持ち出すことがおおいため、個人的には大丈夫。

もう一つは、ズームリングを回してレンズを一回繰り出さないと撮影ができないという点。

イメージでいうとレンズが本体にしまわれてるコンデジに近い操作感で、一回一回出さないといけない点はリズム感が崩れるため微妙なポイント。

それなくても撮れるようにしてほしいのは切実な思い。このディレイでシャッターチャンスをそのうち逃しそうで困ってます。

感想:とはいえ全ての不満点を吹っ飛ばす素晴らしい解像感

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f5.6]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f5.6]

このレンズをつける前に、手持ちのレンズはいわゆる大三元レンズと呼ばれる「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」をメインレンズとして使用していました。(今でもメインの一つですが)

これは本Zレンズとは用途も価格も違い、まったく住み分けの違うレンズではありますが正直言ってこのレンズよりも、今回のNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sのほうが圧倒的に解像感が良いです。

本来であればD750についていた立ち位置の近いキットレンズAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRと写りの違いを述べるべきなのですが、もう完全に今回のZレンズのほうがいいので不戦勝とさせてあげてください。これも値段を考えるといいレンズではあるんですけどね?

作例:屋久島の空気をNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f4.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f4.0]

少し前ですが、いろいろあって屋久島へお邪魔させていただく機会があり、そこでのスナップをこのレンズで撮影しておきました。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [31mm f5.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [31mm f5.0]

自然のあふれるここはスナップの題材として贅沢すぎるほどに適切だと思ったのです。そしてこのレンズも相応に頑張ってくれて、上記の雲なんかも今にも動き出しそうに写っていますね。

写真の下には撮影時の設定も記載していますので、参考までにご欄ください。参考になるように、色彩の調整などは最小限にとどめ、撮って出しに近い写真を掲載していきます。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [28mm f8.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [28mm f8.0]

屋久島は鹿児島から船で2時間ちょっと。アクセスが多少難関ではあるものの、頑張って訪れれば普段では見ることのできない景色はもちろんのこと、豊かな生命やミシュランの星獲得数世界一(最近知りました)の東京に住んでいながらも圧倒的に感動するほどの料理が出迎えてくれます。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [68mm f4.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [68mm f4.0]

あとレンズとは関係ないですが、屋久島のサバの刺し身、これやばいですね。何かおいしいものを食べて涙腺に来たのは初めての体験でした。見てくださいよ。身が透けてますよ。あふれでそうな肉感も、画のとおりたまらない歯ごたえで、まさに口が海の宝・・・ここらへんでやめておきます。気になった人は是非屋久島へ。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f4.5]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f4.5]

屋久島内には映画「もののけ姫」に出てくる世界観のまま、本当に神獣がいるのではないかなといった雰囲気で、至るところに魂がこもっているようでした。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f6.3]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f6.3]

苔一つ一つに対してもこんな生き生きとした印象を受けたことはありません。NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、このようにかなり寄って撮影することができ、苔の生命力をあますことなく写し出すことができます。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f8.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f8.0]

小さきものたちだけでなく、数千年の樹齢を誇る大木もここに存在し、その神々しい姿は見ているだけでパワーがもらえそう。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f14]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [24mm f14]

ここでの景色は一つ一つが絶景。大地を割り進むかの如く雄大な川は、関東周辺の景色では見られません。滝や深緑もすべて、都内からだと一つ一つが撮影の目標になるレベルの景色でした。

結論:NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sはすべての表現者に新たな世界を授けるレンズ

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [70mm f8.0]NIKKOR Z 24-70mm f/4 S [70mm f8.0]

レンズの描写力をもって屋久島を堪能したわけなんですが、今回ボクが伝えたいのはサバの美味さです。サバって刺し身で普通食べないですよね。だからそもそもサバの刺身に対しての記憶がないため新しい体験だったのですが、ここ屋久島で食べるサバは本当においしかった。

いや、それくらいの体験がこのレンズでできるっていうことです。わかりづらい?多分実際行けばわかります。アジの刺身はNIKKOR Z 24-70mm f/4です。あとちなみにもう一度言うと、これキットレンズですよ。

さぁあなたも最高のレンズNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを携えて、新たな体験を。