ブック

【コロナ】自粛の間に読んでおきたい、センスを高める書籍5選

そろそろ外に出たくなってきましたね。桜もきれいに咲いていますし、街に人もおらず、いつもと違う景色を収められないのは写真好きとしては辛いところでしょうか。

でも多人数が外に出ると更に外出を控える期間が伸びてしまうので、仕方ないですが家の中にいましょう。

というわけで、家でもできる写真の練習方法があります。それは読書!

今回はその読書におすすめの本を紹介するのですが、これを読むことでこの事態が収まったときに、その前とは比べ物にならないほどのセンスを有している人間に成長できちゃうのです!

※発売日が古いものも含まれます。

写真に直接関係ある書籍

まずは普通に写真に直接関係ある本たちです。単純なノウハウ、f値やisoの相関関係をある程度理解している人向けで、写真をもっと楽しみたい、上達したい!といった方にうってつけ。そんな本を紹介します。

写真の撮り方 ガイドブック

最初は「写真の撮り方 ガイドブック」。基礎知識、表現のこと、機材についてのことを一通り学ぶことができます。

例えば、iso感度と画質の関係や、構図にとらわれずに構図を考える項目など、基礎から少し上の応用と基礎の間みたいな知識をさずけてくれます。

基礎から応用までは人によっては挑戦できるのですが、写真撮影が長年基礎のみで止まっている方に特におすすめ。応用までのもう一歩の知識がほしい方はぜひこれを読んでさらなるレベルアップをしてみるといいと思います!

Still Life Imaging

つづいて二冊目はStill、つまり静物撮影の参考本です。

通常Stillの参考は基礎的な物ばかりで、ちょっと味気ない写真を作例として選び、そのライティングを基礎知識より再度なぞるといった書籍が多いのですが、この本はそれとは一線を画します。内容はあえて載せませんが、軽く要約すると「こんなんできるか!」といったある意味参考にならない参考がいくつかあります。

ただ、そもそも静物のプロフェッショナルに向けた本なので、入門書ではないという前提で考えると、これらの知識は応用レベルなため、通常学校等でも安易に得られない可能性があります。それが3000円弱で知れるというのは、写真学校も青ざめていることでしょう。

この本に乗っている参考は真似しようとすると機材代金が個人では賄えないようなことになってしまいます。なので、自粛練習の参考にするなら光源数、カラーシフト、反射、構図、ライト設置場所など、要素に絞って参考にすると良いかと思います。非常にインスピレーションを掻き立てる良書かと思っています。

ちなみにこれは玄光社の読者インタビュー懸賞で当てました。ありがとうございました。

すぐわかる作家別 写真の見かた

お次はこちら。紹介する前に一つ言わせてくださいね、この本、表紙がダサすぎて見逃す。だって超良い内容なんだもん。もったいないよ・・・もう少しこう、家に飾ってもいい感じにしてほしかったな・・・。

とまぁ、本来の本の意図とは違うわがままを言ったところでどうしようもないのですが、この本は一言でいうと”写真の偉人集”です。(ダサ)

しかも単純に「有名写真家を集めました!」ってわけではなく、”その写真家が主にどう言う背景で世間に評価されたのか”、また、”写真家の目線で自らの作品を一言で言うならどうなるか”も合わせて紹介されており、歴史的背景も合わせて知ることができます。

なので、審美眼に自信のない方も、この本一冊熟読すれば「あぁ、君の作品はピーター・ヘンリーの写真のように真実に溢れてるね」なんて感じにドヤれるのです。

あと、個人的にこの本に記載している著名とされる写真家、全然知らなかったです。

流石に木村伊兵衛やエヴァンスくらいならともかく、「ビルブラント?誰だ?調べてみるか・・・・うわ、めちゃくちゃかっこいい写真じゃねえか!」みたいな、写真の中でも新たな扉を開いた感覚になりました。

写真本ではないが、センスを磨ける二冊の本

まだまだ紹介しまくりたいのですが、一度テーマを変えて、デザイナー目線でセンスを磨くのに適している本を紹介いたします。

業界ではかなりの名作、原研哉さんの「白」です。

原研哉さんは、日本でも最大のデザイン制作会社「日本デザインセンター」代表取締役であり、無印やGINZA SIXのVIを手掛けたデザイナー総尊敬対象といっても過言ではない方です。日本的な「余白を用いたデザインのトップ」と言ったらそのすごさがわかっていただけるでしょうか?

この本はそんな原研哉さんの”白”という概念に対しての認識をまとめた本です。実は完成されたデザインを見続けるだけがセンスを鍛える方法ではないのです。こういった掴みどころのない概念を、先を行く人たちの解釈に触れ、自らで噛み砕き続けることが成長の手段なのです。と、思っているため、実際にこの本は新人デザイナーなどに渡したりしています。

ちなみにこの書籍の序盤に、僕の好きな一文があるので紹介しておきますね。

「不在は存在を希求するために時として存在よりも強い存在感がある」

です。めっっっちゃわかる~。

ついでに、この白の続書となる「百白」も紹介しておきます。ただ、この本は「白」の概念アップデートというわけではないため、先に白をお読みすることをおすすめします。

コンセプトのつくり方

コンセプト

美術系の大学ではコンセプトの無い作品など意味がないとまで言われるくらいに重要な要素です。そのコンセプトがわっかりやすく記された本です。しかも薄い。だいたい150ページ行かないくらい。さらっと読めちゃいます。また、以下のように図解も間にあるため、理解が追いつかない!といったことはないでしょう。

著者は電通の山田壮夫さん。カンヌ国際広告祭の審査員までしたことある方です。

美術作品の中でも写真作品においてもコンセプトはもちろんかなり重要で、これがあると受け取り手の感覚はともかく、その写真は何を表現したのか、どの価値観を変えたかったのか、そんな世界を夢見たのか、まで語れるようになります。

もしこれらが語れるのであれば立派な写真家であり、とても尊敬できると思えます。そんなコンセプトが読むだけで作れるようになる素敵な本なのです。

そしてこの本は、ステップごとに脳をどう働かせるかを描いているところも素敵なのです。作業中なんとなくやってしまいがちな箇所を言語化してもらうと、こうも再現性が違うものかと驚きます。写真だけでなく、普段の仕事に活かしまくれる発想の仕方なので、ぜひ読んでおきたいですね。

終わりに

というわけで本をいくつか紹介させていただきましたが、良い本はまだまだこれだけでなく、これきりがないので一旦5冊を紹介してみました。紹介したい本はまだまだあるので、近いうちに紹介していきますね。

では良い自粛ライフを!