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デザイナーはこういうストックフォトが欲しいのです!購入時気にしているポイント

ストックフォトで写真を売ってみたいと思っているみなさま、もしくはもう一度初心に返ってストックフォトに取り組みたいと思っているみなさまこんにちは。

僕もついこの間、ストックフォト撮影のセミナーを受けてきました。ストックフォトでお金を稼げる方ほんとーに尊敬します。
僕の場合タグ登録でもう「うわめんど・・・」って折れてしまいましたからね。
その内また登録したいとは思っていますが・・・。

そんなめんどくさがりの僕は世の中のストックフォトグラファーに「こういうストックフォトがほしいです!」と漠然と問いかけ、自分が利用する写真を世の中的に増やそうというアイデアを思いつきました。

写真素材は、普段の業務でも自分で撮ることは多いのですが、やっぱりストックフォトで購入する数のほうが勝っています。
ですので、この記事は撮影時の参考程度のものとしてご利用ください。

現段階で僕が思っている購入に至るポイントや、こう撮ったらいいのでは?と思うポイントを率直に書いておりますので、他のストックフォト参考サイトと内容がかぶっている部分もあるかもしれませんがご容赦くださいね_(:3 」丶 )))

以下ジャンル別にまとめてあります。

人・ポートレート


人が入っている写真、ポートレートは、ストックフォトで登録数の多いジャンルになります。

そのため競合も多く、シチュエーションなどのアイデアに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
でもご心配するなかれ。以下の点に気をつければどんなシチュエーションでもその写真には需要が生まれてくるはずです。

以下、購入者が購入に至る基準点をもとにまとめております。

適切な余白がとってある写真か

ポートレート写真などは主に採用情報や、企業情報などの媒体で使用することが多いです。

顔の横や目線の先、手の周りに余白を作ることによって、そこにコピーを入れることができるので余白の場所は重要なポイントになります。
余白あけりゃいいってもんでもないんです。

ただ、もちろんコンテンツによってはコピーが入らない場合もあるので余白が必要ない場合もあります。ブログに例えると記事サムネイルみたいな部分ですね。

サムネイルのような小さい写真に付随するキャプション等のコピーは、コーディング(WEBサイトへの実装作業)上で入れてしまう場合が多く、その際のデザイン作業は必要ないため、デザイナーが余白のある写真をあえて選ぶ場面は少ないです。

もちろん余白のあるポートレートを選ぶ可能性もありますが、トリミングの手間のない写真のほうが買われる可能性が多いのは想像に難くないですね。

世間ではストックフォト=余白を大事に!みたいなものが異常に多いイメージですがケース・バイ・ケースで投稿したほうが売れると思うのです。

顔の向きがコンテンツに向いているかどうか

写真の横にテキストなどのコンテンツを置く場合、そこが空いていないと置けません。写真内ではなく、レイアウトの問題です。

これはレイアウト上の余白を意識すれば自ずとクリアできる課題なのですが、Webや紙面のデザインの場合、人の目線の先に目立せたい物を置く場合が多いです。

その写真がどのような場所に使われるかを少しでも考慮できれば、「右にコンテンツがある場合、左にコンテンツがある場合、上に、手前に」と、それだけで構図の展開が可能ですね。

そんなの「反対向いてようが、反転すればいいじゃない!」という意見もあるかと思いますが、デザイナーの業界において、業務上使用写真の反転は原則タブーとされています。
新人デザイナーさんが反転してしまい、先輩に怒られるというテンプレ行事が毎年あります。

シチュエーションがわかりやすいかどうか

これはモデルを取り囲む環境や、そのシーンがどういうものかがぱっと見でわかるということです。
何やってるかわからんって写真はやっぱりどこで使うかもわからんので基本的に買いません。

まぁでも、どういうシーンかわからなくとも、例えば季節感のある物が写真内に入っているだけで使用率はあがるかと思います。わかりづらいからと言って諦めなくてもイイかも?

逆光加工が施してあるかどうか

主に海外のフォトグラファーさんが行っている加工です。

どんな写真かというと以下のような感じですね。

写真右側に不自然に逆光の色が入っているかと思います。これくらいの加工はしたければデザイナー自ら行う場合が多いのですが、個人ブログなどで写真を購入する場合はこのような写真が選ばれることもある印象です。

ただ、本業でデザイナーをしている人向けの写真ではないということは知って欲しいです。

少なくとも僕のところでは、逆光加工がついてるものを避ける方が多いイメージです。
ちなみに逆光の強調はオレンジのボカシた円を、描画モード 比較(明)で可能です。

日本人モデルを使用しているか

まぁ当然ですが国内にいる以上、国内向けコンテンツの比率のほうが多いので、モデルは日本人のほうが好ましいです。
それも極端に美人とかではなく、清潔感がある人物を軸に選ぶことが多く、変に派手だったり個性が強すぎる人物はあまり選択しません。

外国人のモデルはそれだけでかっこいいので使用する場合ももちろんありますが、企業のwebの場合は親近感を重要視するところも多いので日本人モデルの写真が多く使用されています。

景色

お次は景色編。

適切な余白がとってあるかどうか

こちらもポートレートと同じく余白は重要ですが、景色の場合は構図上収まりのいい写真だと余白が足りない場合が多く、人物よりも強めに意識することが重要だと思います。

もういっそパノラマにするとかだと購入側も選びやすいですね。笑
一枚買えばトリミングすればいいですし。

どの時間帯か判断ができるか

時間に関しては朝、昼、夕、夜どれを選んでもいいですが、個人的に見栄え上マジックアワーの時間に撮影したものを選ぶことが多いです。
ただ場面によりけりですので全て網羅しているのが一番ですね。
昼間の景色はなんだかのっぺりしていて、他の時間帯の写真に比べると出番は少ないですが、無加工の場合色調を合わせやすいのでその点は昼間の写真が勝っているような気がします。

主題がはっきりしていないかどうか

正直、特定のランドマークなどの主題がある写真はあまり使わないです。

権利関係が取られているのは理解していますが、汎用性のない写真として見ちゃうので展開の幅が狭まってしまいますので購入まで踏み込むことが少ないですね。

例えば青森のりんごキャンペーンで熊本城の入った写真は使いませんね。
熊本のキャンペーンですら、熊本城の写真を使っていいのか曖昧な人も多いので、購入側は躊躇しやすいです。

[私たちの会社はこの町を支えています]的なイメージでは、自社ビル等がビジュアル制作の主題となるため個別に撮影せざるを得ないです。
このジャンルはストックフォトが網羅し辛い部分かもしれません。それが主題のない写真が必要な場合です。

山脈はフッターに使われる

おまけ的な話題ですが、景色のジャンルってやたら山脈の写真がある気がするんです。

それ一体どこで使うんやって思ったら、去年か一昨年あたりにフッターの境目を山にするという処理が謎に流行ったことがあります。

たしかにかっこいいかも?
今でもたまにそのような処理を行う時購入することも多いので、あったらあったで助かってますね。

スチル

物撮りなどのポイントです。

俯瞰図

まぁこれも流行の一端かも知れませんが、トリミング後、配置のし易い俯瞰図は縦長のwebと相性が良いです。
適度ににぎやかせますからね。もっと増えて欲しいジャンルの一つでもあります。

ポイントは被写体同士が近すぎないことと、シリーズものにするなら光源の位置を揃えるという点ですかね。少なくとも僕は希望する被写体が写っていて、この点がクリアできていれば購入に踏み切ります。

フィルムライクなスチルライフ

最近のsnsに多いのですが、フィルム調のスチルはそれ自体にストーリーを感じやすいです。
そのフィルム調のトンマナがデザインにハマれば同調の写真を使用せざるを得ないので、それを見越して多めのカットもしくはシリーズ物で登録するといいと思います。

切り抜きしやすい構図か

上の俯瞰図でも記述しましたが、トリミングする際に被写体同士が被っていると非常に切り抜きしづらいです。
あと背景に馴染みすぎてトリミングし辛いパターンもあります。切り抜き想定で写真を登録する場合はこの点を考慮していただけると嬉しいですね。

最近はphotoshopのアップデートによる「被写体の選択」なども出てきましたので、もしインストールされている方がいたら一発でどこまで綺麗にトリミングできるか試すのも一つの指標になるかもしれません。

人が持っている、使っている場面であるか

これはスチルの展開としてのアイデアなんですが、やっぱ人が持っている、もしくは使っているシーンのほうが商品の特徴をつかみやすいです。
単体で写っている写真は装飾目的で購入する部分が多いのですが、人が使用しているスチル写真はそれだけでコンテンツの中まで食い込む価値のある写真になります。
あと個人的にスケール感などがわかりやすいと思っているので、人が使用しているスチルのほうを多く購入します。

素材感がわかるか

上記でスケール感と言いましたが、素材感がわかるというのも重要ですね。
シルクや木目などのテクスチャ素材はあれど、スチルの写真にそのテクスチャを合成するなんてことはめったにないです。
素材感のわかる写真って別にライティングに凝ってなくてもいいんすよ。
寄っていればおkの場合は結構あったりします。

ただ、寄りすぎてよくわからん写真になってしまったら本末転倒ですけどね!

ジャンルによらないポイント

無理なトリミングに耐えられるか

意外とトリミングって多用するので、デザイナー側は余白があったほうがいいというのは何度も申し上げた通りなんですが、足りない部分はコンテンツに応じるで無理やり引き伸ばしにかかることはよくあります。
これを無理なトリミングと仮定すると、写真の縁になにか具体的な物(花瓶とか)がある場合は、それをまた消さなくてはならないので作業者側としてはちょっと面倒です。

それら邪魔者がない状態の写真をチョイスすれば済むんですけどね。
一分一秒を争う案件の場合はそのチョイスすら難しい状況というのはたしかにあるのです。
ですので撮影の際は余計な物がフレームインしていないか確認することも気にしてみてはいかがでしょうか。

正しくタグ付けされているか

冒頭でタグめんどいって言っておいてなんですが、このタグがないと探そうにも探せません。

状況や、入ってる被写体の名称だけでなく、その写真から受ける印象、使用を想定しているワードまで入ってると検索にヒットし易いかもですね。

 

まとめ

いろいろあげましたが、正直どんな写真だろうが需要は存在しています。
ストックフォトを見ていても「いやこれどこで使うんだよww」みたいな写真たくさんありますし、それでも現に売れてると思うので。

上記に挙げた各ポイントは絶対守る!っていうことではなく、アイデアに行き詰まったり、迷ったりしたら展開例としてほんのり思い出してあげてください。

それでは良いストックフォトライフを!